ToHeart2XRATED

すごい話題作だったわりにいいんちょの名セリフ以外はあまり話題にならないXRATED。

基本的に純愛ゲーだったのに、無理やりエロゲにした感があって、急にAV男優&AV女優と化すキャラクターに違和感有りまくりなところはある。かといって純愛ゲーで終わったPS2版もやはり何かが足りないとは思う。

要するに、濡れ場の見せ方に問題があるのでは?!と。
振り返ってみて、過去劇場で連れられてきた親が目のやり場に困った作品に習うのが良しでは?

古くは 宇宙戦艦ヤマト完結編、メガゾーン23、23PART2など。
エロゲーでは、アリスソフトの「ママトト」とか「闘神都市2」とか。

これらに共通するのは「非同期」

TH2Xのように「こうしてああしてあんな声が出てあんな事いって・・・」という詳細な「官能小説的描写」とか「アダルトビデオ的映像」ではなく、ただキャラクターの吐息と喘ぎ声と揺れる体だけをバックに二人の思い出とかバックストーリーとか秘密の会話などが流れてゆく・・というタイプの演出。つまり行為と音声は同期していないままムーディーな音で妄想力を掻きたてる方向。無論ここではグラフィックの重要性はさらに高くなってしまうが。

あえて撮影でもしたかのようなアダルトビデオ風でなく、音声と映像を非同期で「二人の世界」を演出するようなロマン映画風にもっていけばかなり評価が違ったのではないだろうか?

エロゲーではかなり少ないが、アリスソフトは多少挑戦していたなあ。