自分は弱い人間だった。

自分は弱い人間だった。

「頼まれたこと、言われたことを(自分で)成果にして返す」

「興味があることをやる(一人で)」

は、まあ出来たのだが

「人をまとめてリーダーをやる」ってのが絶望的に苦手だった。だがなまじそこそこ真面目なので「リーダー」につい抜擢されてしまう、また、たまたまリーダーになる人がいないタイミングでいるのでリーダーにされてしまうのだ。

誰も立候補しないクラス委員長にされてしまうタイプだ。

リーダーになるとパニックである。

小学校の集団登校も、年上ばかりの集団をうまくコントロールできず崩壊した。

中学校の部活動も、意見は重宝されるが、まとめられているとは言えなかった。

高校でも部長になったが、いい人というだけで、崩壊こそしなかったものの最後までまとまることもなかった。

 

出来るやつと出来ないやつはここいらへんでわかれているのだ。

能力、というのとはちょっと違う、性格かな。

嫌われたくない、という。

この年齢まできて、いまだに出来ない。

 

そこでプツンときて自分の方を折ってしまった。「折れてはいけない」と思って強度が上がるわけではない。折れないようになにか補助をもとめて折れたのだ。

弟はそのへんうまく「相手は相手、ただしその場でやりかえして、やりすぎない」程度に仕返しが出来るタイプだった。この仕返しが出来るタイプは折れない。

「これはそちらでやってくださいよ!」ってのがその場で言えない。

いや形だけは言える、それは昔からそうで役割分担がされていた場合、最初から整理できていたからであって、その場で発生した負荷を整理することが出来ない。

最初から仕切られている場合はまあできるが、仕切り直す、仕切るというのができないのだ。

相手に嫌われようが嫌われまいが、NO!

ただしこれは手伝う、ぐらいのちょっと無理やり。

このへんは「かけひき」である。絶対に折れないのではなく逃しつつ折れない。

 

で、形だけの補強とは具体的には「病院の薬」である。

合法であるが、あれは対処療法であって根本的に強くなるわけではない。強く見せかけることは出来るが実際はどんどんダメージが蓄積していく。薬という補強で折れないように見えているだけであって負荷のほうを変えるか自分を強くしなければ折れる。

それをしらず、つい頼っていたら折れたのだ。

で、折れた結果、周りも後始末をしないといけないし、自分で自分の始末をしないといけない。誰も救われないのだ。折れる前にギブアップしてほしかった。

この「補強」が魔法だと思っていたのだが重ねがけはどんどん効かなくなり本体はやせ細っていくのである。

 

緩和ケアは緩和でしかなく、治ることなく負荷が戻れば折れるのである。

 

治る場合があるのは、強くなったのではない、周りの負荷が減ったのである。周りの負荷が減るまで持ちこたえられた場合はまあ成功するが、そうでなかった場合は折れる。

実は気がついて負荷を減らしてもらっている最中に折れた。自分も積極的に減らすほうへ動いてはいた。もう少し持ってくれ…というところで折れた。最悪のタイミングである。

 

いいか、精神科の診断書だけはもらってはいけない。

精神科へ行くのは自殺延期の未遂というだけだ。

実質の自殺志向は変わらない。

まだカウンセリングならマシだ。保険効かないけどな。保険組合があるならある程度までは無料だったりするからそっちはつかってもいい。

 

大事なのは寝ることだ。寝ることさえできれば薬にたよってもいい。だいたい回復できる。だが寝られるときにも頼るとだんだん寝られなくのだ。頓服とはそういうことだ。

 

人はいつか死ぬ。だが自分で逝かれては周りが受け止めようがない。

内科でも出してもらえるが一回で終わらなければ見えないだけで結果は同じだ。