ネコヒステリー


ネコ殺し作家から、ネコ取り&処分に協力した自治体へのバッシングまでここのところネコ問題が続いている。

自治体のwebなどを見ても、野犬、カラス、さそり、毒蛇、サル、イノシシ、そんな奴らはいくらでも通報してください、でも「ネコ被害の相談だけはご容赦を!」というところが多い。まずは自治会長などで話し合いを・・・というのが殆ど。


なぜか。


これは実際のところ、ネコ相手ではなく人間相手であり、「害獣」として駆除する事が難しいからだ。


・野良犬にエサをやる人はあまりいないし、カラスやサルを餌付けするひともあまりいないだろう。だがネコは多い。可愛いから。
・今のところ、それを「犯罪」とする法律や条令がない。
・犬と違って放し飼いに対する罰則がない。
・なのでノラと飼い猫の区別が難しい。
・後始末をしろ!といっても飼い主やエサやり人(主に女)でさえ、どこにいるかさえ分からないのでフォローが(現実的には)できない。


その一方で動物保護法もあれば、人間相手への報復行動は理由はともかく犯罪とされてしまう。そうなると、飼い主や、エサやり人(主に女)にたいして「止めてください」としか言いようがないのだが、


・ネコ愛好家には話が通用しない。(猫可愛がりとは昔の人はよく言ったもんだ)
・ネコ被害の悲惨さはやられた極少数の人しか分からない。


ので感情的になって対立し、話し合いが成立しない。おそらく弁護士でも無理だろう。


実際のところネコに罪はない上に、ネコに対する報復措置も、犯人に対する報復措置も許されておらず、自治体もがんじがらめで動けない。やられた側はなんの解決報復手段を持たないままいつ終わるとも知れないストレスだけを溜め込んで行くことになる。


爆発して当然でしょ。


もしネコがもっと醜い動物であればそもそもエサなんぞやらんし、もっと危険であれば害獣として駆除できるだろう。致命傷までは与えないが迷惑この上ない、というこの絶妙なバランスに乗っかっているが故に非常に悲惨な現実が生まれている。


結局のところ、「放し飼いのネコは処分されても仕方がない」という社会的合意を形成する以外に今のところ有効な手段はないだろう。放し飼いの犬、もうすこし進んでカピバラあたりなら処分される事もあるだろう。要は「ネコ」だけが例外というところが問題なのである。


理論の転換として

ネコを放し飼いする、エサをやる > 迷惑行為をして処分される > それは間接的には飼い主、エサやり人(主に女)による「保護放棄」「虐待行為」である。

という風潮を生み出していかねば。実際、子供の放し飼い?とかエサだけやってる、のは育児放棄、虐待行為として親が逮捕されてるだろう?ネコも同じだ。


ネコの放し飼い、エサやりは 「ネコを死に追いやる虐待です」 というふうにしていかなくてはね。


ちなみに真のノラは長生きしないのであまり問題にならないようだ(by絶対少年より)


ネコ問題の真相は「可愛いは 正義!」(by苺ましまろ

この名コピーは非常に真実であるがゆえに最強に性質が悪い。