フル電動自転車(ナンバーなし公道走行は違法ですが現時点では)は新しい乗り物かもしれない。

先日、ちっこいのにちっとも追いつかない高速な自転車に遭遇した。こっちのメーターをみると3*km、ペダルを回しても回しても追いつかない。向こうのペダルを見るとものすごい勢いで回っているし、かといって凄いランナーにも見えない。むしろペダルに振り回されている感じ。で、ようやく追いつくかと思ったら曲がっていったわけだが、ごついフレーム!そうか、あれがウワサのフル電動というヤツか!

フル電動自転車は、人力と動力の比率が「1:1を超えたもの」を指す。それどころか全くペダルを漕がなないまま、アクセル操作だけで前進するモード(フル電動モード)も持っている。このモードだけでも、時速20〜30キロの走行速度を得ることが可能だ。

そのためフル電動自転車は、自転車ではなく「原動機付き自転車」として扱われる。いわゆる原付だ。そこで、車体にはナンバープレートや方向指示器などの装備が必要になる。また運転には、免許やヘルメットも必要となる。もちろん自賠責保険への加入も必要だ。走行時には、原付の走行ルールに従わなくてはならない。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/newword/080701_56th/

まあ、法的な是非はさておき、バッテリーダウンしても人力走行ができ、かつそこそこのスピードで移動できるフル電動自転車は、手回しラジオにも通じる「EPスクーター」としてうまく作りこめば新しい交通手段にもなるんじゃないだろうか。

とりあえず強烈に効く回生ブレーキは欲しいね。プリウスならコンピュータがやってくれるが、ブレーキレバーの引き具合で回生とパッドがうまく使い分けられるようなブレーキが付けば、かなり面白いかも。