地球にきびしいアーバンカーライフ

多くのアルファブロガーといわれる人々は、都会(まあほぼ東京都限定)のアーバンエコライフ(笑)、クルマを持たない賢い生活(笑)、の実践者が多いので、どうしても「クルマイラネ」的スタンスを取りがちだ。そしてこれに呼応するのは「地方ではクルマ必須なんだよ」の声である。なので「車窓(列車に非ず)から見る東京」はあまり語られない。なので、なるべく「クルマからみる東京」を紹介していきたいと思っている。

  1. 夜11時を過ぎても交通量はむしろ増える。夜1時を過ぎると交通量が増える。スイートスポットは2〜3時ぐらいしかない。
  2. そして朝の4時に渋滞する。
  3. 穴場は朝6〜7時、夜9時〜11時。
  4. 案外都内はスイスイ走れる。混むのは県境(東京以外との)日常的に渋滞がシンドイのは千葉、埼玉、神奈川。

1.普通、夜遅くなると空くのが当たり前だ。だが、東京は違う。夜11時を過ぎるとかえって混雑する。まず一因はタクシー。タクシーはこれぐらいからが本番だ。すれ違う車の半数以上はタクシーだ。タクシーだけで昼間の通常の自家用車の数ぐらい走ってんじゃネエかと思えるほどだ。「都会ではクルマを持たず、タクシーを使うのが賢い」は経済的にはYESかもしれんが、なぜタクシーがそれだけ使い物になるかと言えば、自家用車並みに走りまわっているからだ。エコという視点から行けば他人に車を走らさせておけば自分はCO2出してないってか?かわらねえッすよ。むしろ使ってないときに止まっているほうがマシかもしれん。飯田橋のタクシースタンド(ガス補充ね)の道まではみ出して客待ちの駅前大渋滞の如くエサあさる姿をみているとそう思う。
あと工事。皆様にご迷惑をかけないため工事の人たちは深夜に頑張る。なので、だが、案外交通量は減っていないので大渋滞。

2.早朝未明の国道246、254、16、4、6号線。爆音とともにトラックの群れに遭遇する。一群だけかとおもいきやいつまでも続く。東京に物資を運ぶトラックはこの時間に集中的に来るからだ。そしてターミナルで荷物を降ろし、新たな荷物を積み込んで人知れず外へ出て行く。朝5時のトラックヤードに荷物を引き取りに行ったことがあるがそこは戦場だった。こんなところがアーバンライフを支えている。

3.朝の6〜7時。かすかな平穏の時間。通勤にはまだ早く、トラックは一仕事終えている。都内近辺からのETC割引はもう使えない。最近このおかげで6時までに仕事を済ませる流れが加速している。この時間の都内ドライブは最高に面白い。あの新宿アルタ前ですらそれほど人がいないし、カラスと朝帰りぐらいだ。朝帰りも平日は少ない。本当にここはあの場所なのかと思えること請け合い。ただ首都高は空いているのがリッジレーサーバトルで大抵どこか事故って結局混んでいる。
また夜も深夜になる前が案外スイスイ走れる(とくに平日)。社用車はほとんど引き上げちゃってるし、トラッカーは仮眠中だろう。仕事帰りに秋葉原で買い物をし、「8時までに取りに来るから!」と置いてもらって7時過ぎに帰宅。そこから20km秋葉原まで取りに来たけど楽勝でした。Ave40km近いんじゃない。あの都内で。工事とトラックとタクシーが始まる11時ぐらいが危ない。コインパーキング、パーキングメーターもフル活用できる。ビジネス用のが殆ど空くからだ。

4.「あんな渋滞だらけの東京で車使うなんてバカっすよ」いやいやいや、案外(とくに休日)都内はそれほど混みませんから(平日昼間はビジネス用タクシーと社用車で混み気味だが)道路整備が進んでいるのでむしろラク。混雑の原因は歩行者の横断待ちのほうがメインだったり(左折渋滞ね)。混むのは環八境をメインとする「都心部と郊外との接合部」渋滞の本番は千葉、埼玉、神奈川の東京寄り部分だ。この辺は凄まじい。
なので「あんな渋滞だらけの東京で車使うなんてバカっすよ」と吹く人は案外、東京ディズニーランド(笑)のように、ここは東京だよね。住所違うけど、みたいな人々ではないかと穿ってしまうのも日々思うところ。