僕がモンスターハンターポータブルを遊ばない5つの理由

猫も杓子も「モンハン」
おかげでPSPの中古相場が上がっているのでうちのデジカメ墓場に転がっていたPSP3000を売り飛ばすことにした。PS3の抽選に外れてもらったPSPだけど。
それぐらい「モンハン」が嫌い。

といっても、うちに唯一あるUMDディスクが昔中古でかった「モンスターハンターポータブル(1)」である。しかし起動したのは10時間ぐらいかな。

なぜこれほど相性がわるいのだろうか。

  • 1.グラフィック

グラフィックは綺麗。しかし、アイテムも人も背景もモンスターも同じタッチなので見分けが付きにくい。それがリアルという声があるだろうが、僕はゲームとしては遊びづらいほかこの上ない。とくに影が弱いのは決定的。
フルカラーでもっとリアルなら分かるんだろうけどひたすらディザっているなかにディザっているアイテムや敵がいるなんて、このディザ迷彩世界にはついていけない。

  • 2.操作

PSPなので「基本左ワンスティック」タイプの3Dアクションである。
しかし「ゼルダ64」や「DOOM」どころか「スタークルーザー」あたりからのヘビー3Dゲームプレイヤーだったせいか「3Dアクションかくあるべし」みたいなところがあって、
”敵をロックオンしたまま間合いを調整できない”
のはもうなんというか、もどかしすぎる。
少し距離をとったり詰めたりしたいのに「敵に背を向けて下がらないといけない」
というのはストレスMAX。
ヴァルケン」みたいな2DゲームでもすぐにL1ボタンでロックするのが大好きだったぐらいなのに、Z注目ができないなんて左ワンスティック3Dアクションゲームとしてはやってられない(同様にPSOドリームキャスト版)も投げたけど)
2Dみたいに神視点ならともかく、3Dで視界が限られているののに敵から目を離さないといけないなんて。
まあ、女の子でも遊べるぐらいのゲームなので、僕のほうが変なんだろうけどこの操作で3Dゲームが出来る人達は本当に3Dゲームが好きなんだろうか?

  • 3.鑑定

WIZから延々と続く「アイテム収集>鑑定>一喜一憂」というこのシステムが合わない。
もうWIZの時代から合わない。
なんでその場でわからないんだ。スキルだとものすごくハードル高いし。むしろ初期のスキルも金も無い頃ころこそ鑑定不要であるべきで、鑑定が必要なぐらいのアイテムにめぐり合ったら自動的にTV番組になってもいい。こんぼう、ぐらいで鑑定しないといけないなんて滑稽だ。
当然、WIZ、PSOFF11世界樹の迷宮、全部ゴミ箱行きである。

  • 4.走る

なんでみんなこんなに走り続けているの?というぐらいフィールドが広い。行き先も景色も全部覚えているのに走り続けないといけないこの苦痛。ゼルダでも風のタクトでさんざん叩かれたのはこの部分じゃなかったか。
エポナ呼びたい。チョコボ呼びたい。狼に変身したい。
3Dゲームにおいて、「わかっているのにただ移動しなくてはならない」というのは非常に苦痛。FF11なども同じ。

  • 5.アタック>HIT感の希薄さ

そりゃもうゼルダでアイアンナックを切った時なんか手がしびれますがな。
カキーンという音、光る火花、振動コントローラー、リンクのリアクション。すべてが一体となってプレイヤーに「切った、あたった」という感触を味わせてくれる。2Dの時代ですらそう。
モンハンはあの巨大なモンスターをザクザク切っているのに、かまぼこ以下の感覚なのはどうにも味気ない。霞と戦っているようだ。そのクセダメージは盾で防げているのかどうかも定かでないのに気がついたら倒れているんだ。「え?俺いま攻撃食らってたの?」ってなもんだ。これはFF11も同じだけど。

まあモンハンにこれらの要素が改善されたVerあったら、間違いなく廃人になっているので、その点では良かったのかもしれない。