屋内電力線LAN スタートの見込み

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200602020002a.nwc

 これ、展示会で見たけど、モデムの値段次第では非常に役立つ。なんといってもLANケーブルを這わせなくても、すでに張り巡らされている電力用の線(少なくとも、同一のブレーカーの下につながっている範囲)であれば入口と出口にモデム(コンバータ)を挿せばコンセントがLANの口に早変わり。また、モデム他機器自身の電源もコンセントから取れるので電源コードも不要(もしくは電源コードがネットワークケーブルを兼ねる)

 会社でも30m離れた会議室まで床を上げて配線工事したことあるけど、これならコンセントにさすだけで済む。

 もちろん、コンセントや電気配線の規格には結構幅があるので速度保障は出来ないが、松下の人の話では「それでも数百メートルHD映像を伝送できる速度程度は出せる」〜数Mバイト=数十メガビット=100BASE-T程度 ということだった。

 あとは、モデムのサイズがコンセントタップ程度になる、電源に内蔵される、価格がせいぜい無線LANコンバータぐらいになる(1万円以下)ということになりそうだが、非常に利便性は高いので普及しそうだ。

 ただ、一般家庭で電柱を通って他の家庭までパケットを送ってしまう可能性はあまり無いが、共同住宅だと簡単なブレーカーは通過して周囲にパケットを撒き散らす可能性は有る。なので、モデム間の暗号化(認証モデム同士しか通信できない)とか、ブレーカー部分に通過某氏フィルターを取り付けるといった作業は必要だろう。

 あ、企業でネット盗聴するなら、ちょっと侵入して、小型になるであろう無線LAN機能付電力線モデム(アダプタ)を機器の裏に隠れたコンセントにでも差し込んでおけばOKだからね(笑)

 親しくなった女性の家にあがれる状況なら、そういったことも可能かもね。