議事録が凄い!

なーんにもしらないので、ネットで「区議会議事録」を探してみた。
すくなくとも現職の動きは分かるはずである。

しかし、これが面白いの何の。議事録だから未整理で非常に読みにくいしボリュームがあるんで、ちゃんとよむのは大変だが、ほんと区で起こっている問題がいろいろと非常に生々しく残っている。

一つあったのは住民基本台帳カードの偽造問題。

中野区が発行したカードの写真を取り替えたものを、新潟で起きた事件の逮捕者が持っていた、ということの顛末である。

住民基本台帳カードは、やったことないひとはわかりにくいが各自治体が発行するので、転居した場合、以前の自治体のカードは無効になって、新規には新しいカードを発行してもらうことになる。

前のカードは(電子的には)無効になるわけである。が、物理的な品物としては「返納」もしくは「廃棄」の手続きが行われない限り「判子が押された身分証明書として通用するカード」は手元に残ってしまうわけである。もちろん、データ的には移転されるだろうが、「身分証明書」として使う場合、提出された側が電子的にアクセスして有効かどうか確認することは現状ほぼ99%無い、といってもいい。(その手段があるだけ他に比べてもまだいいとも言えるが・・・)これまた更新の義務もないときた。

言ってしまうけれども、現実にはカードの返納および廃棄はそれほど厳しく行われているとは思わない。
(が、中野区は厳しかろうな・・・事件あったし)

免許証でも真偽については警察は電話で確認して本部に問い合わせているはずだ。ICカードになったところで確認する現場にカードリーダーとアクセスラインがなければ何の意味も無い。

ましてや自治体カードだと、警察みたいに24時間すぐ電話で確認できるはずもない。(総務省自治省)にそういうセンターがあるのか無いのか・・・)

なんせ、カードの発行が任意で、かつ電子登録はこれまた更に複雑怪奇な手続きが必要となる。その上、「電子認証」をうたいながら、電子での確認手段は殆どないときた。写真なしカードも作れるし、さらに全国の市町村単位でデザインも違うので免許証や保険証のような全国デザインと違って真偽がわかりにくい。ましてや現状では殆どの人が見たことも触ったことも無いはずだ。それでいて公的な身分証明なんだから少なくとも民間での「偽装」にはうってつけである。

やはり悪い奴は頭がいい、というか、実に良く調べている。逆にいえば「行政」というものは、こちらから出向かない限り何もしてはくれないが、積極的に利用しよう、という人間には非常に様々なサービスをしているのである。

エーと具体的には

・よそで本を借りる。
・よそでビデオを借りる。
・よその施設(プールとか体育館とか)を利用する。
・よそで部屋を借りる。
・よそにゴミ(粗大ゴミ持込OKのとことか)を出す。
ete
(身分証明があって、よそで出来ると便利でお得なことみんな考えてみよう)

そしてネット時代になってなんといっても調べやすくなった。
その上で郵便と電話をフル活用すると非常にいろいろなこともできる。

えーと選挙、なんだっけ?

わかったことは、区長って基本的に本会議だけでてればいいんだ・・・
全然役に立ってないじゃないか(笑)