今更ながらWiiPreviewを見た。

多くのアルファブロガーとか、なんか横文字職業っぽい人たちが「絶賛」するのはよくわかる。ビジネス的にみればクターなどよりも最高の説得力と求心力、生活とゲームという「あり方」についてこれでもか!といえるほど迫っている。


だが!


Wii がもたらすであろう「幸せなゲームとの付き合い方」には大きな壁がある。


家族でも使える様々なサービス?ハァ?


体を激しく動かすコントローラー?ハァ?


つまり Wii は 「幸せな家庭」 のためのハードなんである。


ドスンバタンなんてしようものなら隣とケンカになるようなアパートに一人暮らし、常にデュアルコアのPCがフルパワーでFTTHに繋がっていて20インチのUXGAモニタが直ぐに見られる家では、Wiiの「ビデオ端子」接続の普通のテレビ画面でインターネットも地球儀もゴメンだ。せめてD4端子ぐらいつけろよ。ドリームキャストみたいにVGAアダプタ出さんかいな。


それなら、XBOX360とかPS3を高詳細モニタにつないでヘッドホンでハァハァしてるよ。


つまり Wii は 安くて 幸せなゲームのある生活 をもたらすが、実はとんでもなくセレブな「環境」を要求するのである。普通に「幸せな家庭」というのは、いまやごく一部の者のものなのである。


それに引き換え、XBOX360PS3は本体価格は高いものの、うるさいファンも巨大な電源も高詳細モニタも、実は引きこもった一人暮らしの部屋なら特に気にすることなく揃えられる。実は貧しい人の方が向いているのである。


勝ち組の「幸せ家庭」は、安価なWii で幸せな時間を楽しみ、お金も使わず肥え太り、

負け組は 高価で劣悪な環境のハードに投資しなければ、Wiiの劣悪なポリゴン絵で燃えられるはずも無く、ようやくそろえた環境に囲まれて孤独に浸る>ますます孤独 というスパイラルに陥るのだ。


これが Wii の真実である!