最近のRCカー事情

下記のMB-4だが、ノーマルモーター+リチウムポリマー2セル(7.4V)で走行させようと思っている。電動RCカーの電源といえば「ニッカド電池」または「ニッケル水素電池」が主流だが、最近ボチボチと「リチウムポリマー(以下リポと略す)」が出てきている。あまり日常生活にはなじみが無いリポだが、なくなった分だけ充電する「注ぎ足し」や、繰返しの利用特性に優れる事、単体での高電圧を生かして軽量になることなどからRC飛行機を中心に急拡大している。

ただ、安全性の問題から日常の生活用品には殆ど使われていない。(リチウムイオンは原理的には同じだが、伝説の町工場で作られる専用の深絞りステンレス缶に液体の電解液を入れるのがリチウムイオン、ゲル上のシートを利用してフィルムでパッケージするのがリチウムポリマーというのが大雑把な分類。実は電気的な素材ではなく、この「缶の加工」が技術上の障害であり、リポは中国で安く作られている)

今の流行では、この「高電圧リポ」に「ブラシレスモーター」の組み合わせが推奨されているが、ブラシレスモーターはカーモデルに要求される頻繁で微妙な加減速コントロールがまだまだ苦手で、この点では低コストなブラシモーターがまだまだ良い面がある。なので、あえて「リポ」+ブラシモータの組合せを推奨していきたい。高電圧を活かして安いモーターに大出力の仕事をさせる、というのが利点であり、手軽なRCカーとして生かせると思うのだが。