ブリジストンCX900がやってきた。

 お手ごろ価格(10万円以下)でドロップハンドルのクロスバイク。無骨であまり色気の無いクロモリフレームに、ごついタイヤ。あまりスマートとはいえない補助ブレーキ。欲しい要素をミックスしていったら矛盾しつつもなんとかこうなった、という感じの自転車である。オシャレッ気があまりない。まあ、なんというか「酷くは無いけど垢抜けない」というヤツか。実際店の人も「人気は無いけど売れる」という矛盾仕様の面目躍如らしいコメントである。そもそも現在は余りこういう仕様の自転車がないのでしぶとく生き残ったこいつにどうしてもなるのだそうだ。選択肢が無かったのだ。他にはルイガノのLGS-CCTというヤツがあるぐらいだが、アチラはアルミフレームでシャレッ気があるけど、在庫がないのとアルミフレームの色気が、こういう仕様を求める層にはかえってマイナス要素となるようである。こういう場合はだまってクロモリだろ、というような。色もイマイチ垢抜けないし、シルバーに人気集中するのもわかる。僕もシルバーにした。店の人曰く「直進安定性がいいから両手放しも楽ですよ」うむ。僕が両手放しが大好きなことを見透かされているかのようだ。