クラリオン パーソナルナビゲーションデバイス DrivTrax P5 (ドリブトラックス P5)を使ってみた。

ちょいヤボ用で実家に帰ったとき、父が急に「ナビが欲しい、歩いても使えるやつ」と言い出したので(数年前から言っていたけど実行の時が来たらしい)急遽オートバックスへ。PNDモリーナビでバッテリー駆動が出来て・・・ということなので始めはサンヨーのミニゴリラ NV-SB250DT を考えていたのだが、ちょうどセールをやっていてクラリオンのがバッテリー駆動が出来ることを知った(製品は知っていたが、詳細は知らなかった)、ワンセグ搭載、最新機種ということもありサンヨーNV-SB250DTは7万円越えだが、クラリオンは5万円以下と価格差が3万円近いのとテレビ不要ということ、地図はクラリオンのほうがいいですよ、という店員さんの弁もあり、ほぼ値段でクラリオンに。

WindowsCEベースで、地図も聞いたことないし「半分賭けだな」と思いつつもさっそく駐車場で取り出しセットアップ。といってもパーキングブレーキ配線もなければ外部アンテナもない、VICSもなければ車速パルスもなし、なので電源をつなぐだけ(笑)バッテリーも結構充電されていたらしくプラグつなぐ前に衛星捉えた(汗)この辺の展開の速さは以前の出るナビとかを知っている世代にとっては感動的ですらある。むかしのPCのNavinYouとか衛星補足までが一苦労だったのに・・・

とりあえず助手席の父に持たせてそのまま走行。GPSの精度はなかなかよく、右左折しても10秒程度で復帰する。ちゃんとレーン表示もあるし、普通に使えそうだ。

ルートの探索能力はそこそこ、基本的には幹線道路で最小限の右左折で案内するタイプ。最短距離検索をしても傾向は同じ。ただ、ルートを外れたときのりルートはちゃんとかかる。勝手知ったる京の道でもまあまあそこそこちゃんと案内する。流石に車速パルスに高精度ジャイロの専用ナビにはかなわないまでも、本体内蔵アンテナのGPSだけでここまで出来るようになったとは驚きである。(携帯でGPSな時代だからそんなものか)

WindowsCE機といっても「全能力をナビに回す」タイプでほかの事はまったく出来ない。一応MP3再生とJPEGビューアはあるけどシングルタスクでいったんナビを終了しないといけない。そのかわりナビの能力は遥かに上といってもいい。MIOあたりと比べるとナビとしては比較にならない(とのこと)

タッチパネルでのGUIの使いやすさはサンヨーやソニーのように指での操作をしっかり考えたつくりではないので爪の先で押すような操作に慣れていないとペンが欲しくなる(ペンはついている)が、歩いて使うならこれもアリだろう。(歩いて使うのも推奨されている)また重さが200g以下とミニゴリラよりずっと軽い。まるでオモチャだ。

それでも「DVDナビなみの容量を200gのボディで4時間駆動で持ち歩け、ナビとしてはPCやPocketPCベースよりはずっと高速かつ高精度」なので、非常に位置づけが中途半端といえば中途半端だが「だからこそ実際には結構使える」という感じである。実質的には単機能ナビだし。

カー専用とするならば、ソニーのNAV-U(次世代機待ち)か、サンヨーミニゴリラを薦めるが、自転車用、バイク用としてはなかなか注目の製品かも知れぬ。安いし。(ちなみにバイク取り付け用マウントはちゃんとオプションが存在する)ちなみにMIOと背部マウントの互換があるらしく、チャリナビとしては最強かもしれぬ>珈琲さん。

また、端子が汎用USBなので充電もUSBで可能という隠れた利点もあったり・・・

ソフトウェアのアップデートは可能らしいので将来的にはバージョンアップもあるかも。