児童ポルノ法とか

単純所持禁止とか、マンガやアニメも対象になるとかいろいろ言われてますが・・・まあ線引きが分からないので基本的にはヌードがメインだったら×というぐらいですかね。最初は自主規制でかなり厳しくなるでしょうが、取り締まるほうも「法律が出来たときは燃えている」けどすぐに「飽きますから」高くボールを投げているだけです。単純なアダルトビデオやヌード写真集なんかは取り締まってもいいと思いますが、マンガとなるとお話が絡むのでなんともカンとも。ただお話が絡むゆえにますます扇情的というのもいえるので、人間とは厄介なものです。「マンガ」という表現手段を手に入れてしまったゆえの苦悩としか思えません。欧米なんかだと単純に実写だけ取り締まればすむはなしでしょうな。森鴎外の「舞姫」とか映像だったら間違いなく×ですし。ま、実写の世界でも「芸術だ!」と言ってしまえば通っちゃうんですけど、マンガは「芸術だ!」といえる質を持ちえるにもかからず、その地位にいかないから楽しいんです。
まあ、写真とかだけでムラムラ出来る人ってある意味幸せですよ。ひねくれてくると裸だけで立たなくなりますし・・・
マンガを規制にかけたがる人にはもっとマンガを読んで欲しいと思いますね。とりあえず手ごろなところからでは「苺ましまろ」と「ガンスリンガーガール」ぐらいから。どっちも直接的な描写は殆どありませんが、ロリコンの精神的面を痛烈に抉り出すというか、「かわいい」ということに対する人間の感じ方への強烈な観察や心情の炙り出しだと思います。「かわいいは正義」と「かわいいは罪」のどっちも考えさせられる傑作です。

もちろん、実際に被害にあった人のことを考えれば少しでも危険性を減らせるなら、という思いはあって当然。

とはいえ、「犯罪を犯してまで児童に手を出して何が面白いのかねえ・・・苺ましまろとかガンスリ読んでるほうがよっぽど脳の快感は上だよ」とか思えるのもけっこう深刻な問題では!(笑)そういう層増えてると思うんですが!もう精神的な去勢されてますよ!むしろそういう意味で取締りを!マンガは人類滅ぼしますよ。麻薬もいいところです。AVはせいぜいアンアンしてるぐらいですが、マンガは出会いから気持ちの高ぶりから辛さや別れ、悩みまで全部体感させてくれるんですよ。これ本当に危険です。風俗のことをよく「社会勉強」といいますが、本当に社会勉強程度なんですよ。「まあこんなもんか、これでこの値段なら俺はいいや」となると、年配の人から聞かされてもまったくうらやましいとも思わなくなります。むしろ「こんなもののために接待付けにされて骨抜きにされる奴がいるなんて信じれないプ」ぐらいになってきます。そういう感覚の人増えてるんじゃないかな?若者のクルマ離れというのも理解できるような気もしないでもない?

よく公務員の不正とかで「宴会とコンパニオン」とか出てきますが、「宴会とコンパニオン程度の楽しみのためにお金を使い込む時点からもう考えが理解できない、そこまでしてやりたいことがコンパニオン呼んで宴会だって?それって本気なの?慣例的にそうなってるから楽しんでいるフリをしているわけじゃないよね?」という感じです。

性犯罪は目立つようにはなったけど件数的には絶対超右肩下がりだと思います。昔は女性の地位も低く、犯罪どころか甲斐性扱いだったから目立たなかったけど数は圧倒的に多かったはずです。性犯罪を肯定する気はまったくありませんが、本田透シンドロームというか電波男シンドロームというか、「子供はどうやって作ったんですか」と聞かれて「そんなもん3分もあればできますよ」と答えた偉大な手塚治虫の時からもう始まっていたんだと思いますね。

そういう意味でのマンガの危険性はもっと痛烈に感じます。まあ規制とか言っている人がそっち方面から考えているとは到底思えないが・・


こういう問題には詳しい小寺氏が一筆書いてる
「児童ポルノ法改正」に潜む危険

マンガは麻薬について、中国もそうらしい
Something Orange 「アニメ、マンガは中国を変えるか」