ダビング10と地上デジタル

ダビング10が無期延期になったようだ。もっともダビング10が始まってもコピーワンスで流すことも出来るので、僕が見たいようなアニメ系はほとんどコピーワンスのままと言うことが考えられる。まあ僕の場合、モバイル程度の画質で見るならワンセグでもいいし、そもそもモバイルワンセグはおろかヘッドフォンステレオ系ですら「持ち歩いたのが3日続かない」という筋金入りの「モバイル出来ない人」なので実はコピーワンスでも個人的にはあまり困らない(iPODが出るはるか昔からMPMANとかiRiverとか持ってたけど殆どゴミかあげるか売った)。HDDがパンクしたときにBD-Rにさえ焼ければ。もっとも「今でさえDVD-Rに焼くのが面倒でHDDがいっぱいになったらレコーダを買い足しかねない」状況なので、BD-Rがあったところでどれほど使うのやら・・・と思うが。一時期はCMカートしてDivXエンコードして・・・とやっていたこともあったが「2クールもたなかった」んで、もう性分としかいいようがない。もっとも、モバイルで録画データを見るという習性が定着していれば、もっとダビング10に対して期待したかもしれない。PSPはそのために買ったんだけど、今のところ 充電する>放置>電源入れても動かない>充電する>時計あわせ>放置・・・の繰り返し(笑)ちょっとは使いたいのだが、どうしても持っていこうとする気が起きない。

正直
コピーワンスのままでいいから、アニメ(マクロスF)を全ソースハイビジョンで流してクレ!」

という願いのほうがよっぽど切実だ。ダビング10だとハイビジョンで流すのは躊躇するだろうし、僕はダビング10よりもなによりも「無料の高画質ソース」が欲しい。いくら無料でコピーし放題でもボケボケのアプコンで流されるゴミソースなどいらない(ボケボケのアプコンするぐらいならカチっとしたSD(720×480)で流せよ〜HDDの容量の無駄なんだよ)。これがトレードオフだというならコピーワンスを選ぶ。もしYoutubeにうpするのが「文化」だというのならワンセグデータでいいし、最悪PV4使ってもいいし、画質を無視すればアナログ出力からコピーガードを除去する方法なんていくらでもある。うp文化側にはコピーワンスだっていくらでも逃げ道はあるし、オリジナルMEPG2-TSソースをうpする必要などまったくあるまい。

いくらでも裏道がある状況で「今より不便になるから普及しない」「映像遊びは文化だ!」と叫んで、コンテンツ側に出し惜しみされるよりは、コピーワンスでいいから出し惜しみするな!というのが僕の今の本音。全員ドロボウ状態では出し惜しみされても仕方がない。ドロボウは一部がこっそりやればいいし、表で大半が安全ならば警官の数も減り、ドロボウもまあ見逃されるというもの。

もし、「文化の保存」という意味があり、それをコピワンが阻むというのであれば、放送側にはコピーワンスの交換条件として「全放送ストリームデータの永久保管」を義務付けるべきだ。最低、保管場所を変えて10コピー。文化庁総務省、地方のバックアップセンター、放送局内など。文化庁には公開請求をすればいつでも出せるように。文化のための行政だからね。全国民が総バックアップ体制をとる、というのは文化のバックアップとしては理想であるが、まあそこまでしなくてもと思う。

大体1時間で2GBなので、一日500GBのデータ容量があれば足りる。今時500GBのHDDなんて1万円以下だし、10コピーでも一日10万円。大したコスト負担じゃない。テレビ局全体の経費を考えれば。あとはテープメディアで500GBを達成すればまずOK。