テレビ芸から考えるリア充のあり方。

先のナベアツ話からの続き。
いわゆるリア充という人たちは、いろいろ人を笑わせようとテレビからがんばってネタを探して宴会とかで披露したりする。そこは笑うところだという共通基盤(空気ともいう)があるから笑っているのか、本当に面白くて笑っているのか、けっこう判断に迷う。本人も面白いと思ってやっているのか、思ってないけど(面白いという事になっているから(空気ともいう))やっているのか、これも判断に迷う。「面白くなかった?」「いや、面白い点がどこか考えているだけだよ」とか答えたりするんだけど本当にそう思っていると理解してもらえない。酒が回ると楽しいというより怒り出す人が多いところからみても、イケメンでリア充といわれる人たちもけっこうきついんだな〜と思ったりする。
何人かに「ああいうのって本当に楽しくてやってるの?」というインタビューを試みたが、本当に面白いと思っている人も決してゼロではないという結果だったが、もちろん「面白いという事になっているから(これを空気と言う)」やっているだけ、という回答も得られた。結局決め付けられないということになったが、リア充といわれる人たちでもみんなに人気があるトップクラスに行くほど実は楽しめておらず、周囲の期待(これを空気と言う)と一般的にそうだとされていること(スイーツ脳)に答えるために自分では面白くもないことを考えを殺してやっている傾向があるように思えた。(なので本当に酒が回ると愚痴ったり暴れたりする。トップクラスはそれさえ抑える)
で、笑っているスイーツ側にもインタビューしてみたところ、もちろん真剣に楽しいと思っている子もいるし、それはとても可愛いことだと思えた。が、もちろん「そこは笑ってあげないといけないところ(これを空気という)」だから笑っているという子もいる。それまたスイーツでもトップ(お局ともいう)にいくほど気を使って笑ってあげているようだ。

で、結局、リア充だと思われる「テレビのネタとかで盛り上がって楽しんでいる人たち」をいくつかに分類すると

  • 素で笑えている人たち

 可愛い(可愛げがある)、楽しそうでうらやましい。けどそういう人はリーダータイプではないので、あくまでリア充ヒエラルキーでは中位〜下位に属する。

  • そこは笑うところだからがんばって笑っている人たち、笑わせている人たち

 大変そう。でもそういう気配りと努力が出来る人たちがリア充といわれる人たち。そのヒエラルキーでもリーダー的存在が多い。でも辛そう。おぼれないために必死でバタバタしている感じ。それがサトラレていても周囲がヨイショしてくれているだけなのか、サトラレていないのか、その不安と戦い続けているのかもしれない。ただ、みんなを楽しませたいという気持ちは本当っぽい。それが喜びなんだから。

  • 別に芸をやっていないけど、うまく笑いに溶け込める人たち

 天然というタイプ。だが一歩間違えば「弄られ(という名の苛められ)」に落ちる可能性がある。

というのが僕のごく狭い範囲での観察とインタビューの結果だ。結局のところ何が幸せで何が幸せでないのかなんて分からないという事になった。ただリア充って言われている人たちでも、決して全てが楽しくて充実しているわけでもないし、そんなのに「実はエヴァにはマジでハマったんですよ、ここだけの話」とかマジ語りを始めたりなんかされたりするとこっちが引く。せっかくブチまけてんのに、オタっぽいあなたがなんで乗ってこないんですか!とか逆ギレされたりとか(笑 確かにエヴァも好きだったけど、ハマっていたのはウェディングピーチとかだったような。)そもそも相手に合わせて「ノリ」とか「ノル」のが苦手だからこうなったんだよぅ。ただし自分のテンションが本当に上がっているときに抑制はヘタだと思う。

とりあえず誰かと一緒でないと楽しめないのが「リア充的遊び」で、一人でも勝手に楽しめるものが「オタ趣味」だと思う。でもどちらにしてもみんなが楽しめることが楽しいことにはかわりがない。ただ、「誰かと一緒にいること」が必要条件か十分条件かという違いがあるので、そこにかけるエネルギーが変わってくることは致し方ないかと思う。

だから、リア充と呼ばれる人ですら
アニメとファッションとクラブが融合したイベント「DENPA(電刃)」
(小鳥ピヨピヨより)
という感想があがってきたりする。「楽しめてなくても楽しくするために楽しいフリをして何とか盛り上がってることにする」のはやっぱり疲れてるんだよ。

あ〜だから結局、結論でねえ。