東京は話題が現実になるからメディアが調子に乗りやすいというのはある気がするな。

「関西弁は柄が悪い、下品だ」「大阪は民度が低い」
http://anond.hatelabo.jp/20080629214911 より

まあ、そういう気はあると思う。ただなんといっても東京はテレビや雑誌の世界とリアルワールドが近い。何か話題が提供されればすぐ確認にいけるし、確認に行く行動力は強いように思う。みんながメディアの情報を無邪気に信じているというよりは、メディアの情報が後から具現化する。メディアの報道をとりあえず確認に行く>確認に行く奴自体が話題そのものに転換される>それを見た周囲は、自分の目で見ても本当だ!となる。>リアルとして認識される という流れかな?たとえば

1.***が話題の新スポット!とメディアの情報が流れる。

2.とりあえず人が押し寄せる(極一部だったとしても分母が多いのでにぎわう)

3.それが報道される。

4.釣りじゃない!本当だったんだ!とりあえず行ってみよう!と確認に行く。

5.人が押し寄せる。

6.真実になる。

という感じかな?エサとサカナの距離が近いのでヒット率が高いんだ。だからメディアが誇張して流したことでも、それをなぜか周囲が本当の事にしてしまう。そういう力がある。それでも一部のブログなどが「引きで撮る」ようになってから、そういう「しかけ」が見えやすくなり、釣り難くなっているというのはあると思うな。新製品の行列なんかサクラはすぐバラされれてしまう。

他の例1
1.秋葉原メイドさんがいる!と報道される。

2.時代はメイドだ!と(報道されてから)本当にメイドが多数出没する。

3.それを見た人は「秋葉原はメイドなんだ!」と思う(というか本当にそうなってしまった)

メイドの街、と報道される前にはこんなにいなかったってば!(笑)


他の例2
1.秋葉原ホコ天はコスプレ天国!と報道される。

2.本当にコスプレな人が多数出没する。

3.それを聞いて実際に来た人は本当に多数のコスプレを目撃することが出来る。「秋葉原はコスプレの街なんだ!」と思うのは仕方が無い。

ホコ天=コスプレ、という事になる前はそんなにいなかったと思うぞ。


というようにメディアが小さな胎動を拾い上げて定義した事は、よってたかって周囲が現実にしてしまう。その速度が異常に速い。なんというか「周囲の期待にお答えします」という能動的パワー? 「全米No.1ヒットメソッド」? 「流行っていると報道されている流行の法則」 えーと「月姫」のシエル先輩が死なない理由もそんな感じだっけ?

で、またこれを見た地方の人が信じてしまうんだなこれが。確認の電話かけてきてくれるのは嬉しいけど。

まさに 信じる心が力になる!by魔法騎士 ってなんて世界だっけ?まあそういう感じだ。