24時間テレビじゃなくて2.4時間テレビをやれ。もっと休めよ。

先日の「ワールドデスクトラクション」のところでも書いたのだが「とりあえず埋めるしかない」という状況ではどうやってもいいものはでてこないと思う(偶然というのはあるけど)最近、メディアの劣化なる言葉をあちこちで目にするようになったが、雑誌作りやテレビを作っている人を見ても「一生懸命やってないひとはいない」と感じる。にもかかわらず、どんどん薄くなるのはやはり「埋めなくてはいけないものが多すぎ」という気がする。
24時間テレビなんて特番が組めるのなら、2.4時間だっていいじゃないか(ルマンの24時間を1/10RCでやるときに2.4時間レースと言うのがある)新聞休刊日も最近あまりきかないし、スポーツ新聞は出ていたりする。もっとメディアの人は休まないと。
学校出て社会人になって最初に絶望したのは「あと何年で終わり」という区切りがまったく見えないことだった。最近は慣れたが「この仕事が終われば一区切り」とか「もうすぐ連休」とかいうのは凄く励みになる。
毎日毎日24時間近い番組を埋め続けるって、いったいどんな気分なんだろう。とてもじゃないが編成の人の気分なんて果てしない絶望にしか思えない。せめて年に数回ぐらいは「番組で埋めなくてもいい日」があってもいいんじゃないかと思う。最近は「砂嵐」なんてあまり見なくなった。以前はNHKでも「朝の放送開始」と「放送終了」の君が代はみんな知っていたのに、最近はそれもあまり見ない。少なくとも以前は実績があるんだから放送時間が短いのは×、という決まりはないはずだ。BSデジタルが始まった時「これどうやって埋める気?」と思ったことを思い出す。どうせ広告縮小しているのなら、番組量を減らすことを考えるべきなんじゃないだろうか。それでも放送したいといってくる深夜枠みたいなのもあるわけだし、テレビ局はもっと番組を減らし、開いた枠を放送したい人への持ち込み枠にでもすれば良いんじゃないだろうか。