アメリカンハイブリッドはとことんシンプル路線で来た。

GMの新型ハイブリッドカー、シボレー ボルト がデビュー
http://autos.goo.ne.jp/news/newcar/article_113796.html
プリウスのような分配型ではなく、発電機搭載電動カーとのこと。発電用エンジンは積んでいるが、走行自体は常時電気で走る電気自動車だ。コンセントさえあれば充電のみで走れる。案外近距離をうろつく用途だと燃費を気にするプリウスよりもボルトのようなシステムのほうが向いているかも知れぬ。日本だとオール電化なんかの夜間電力が使えそう。

システム画像をみても、まるで電動RCカーのようなシンプルさ。電動カーの最大の利点は「止まっていられる」ことなのだ。きわめてシンプルな駆動システムにできることも利点だ。それを最大限生かした構造に見える。米ビッグ3がハイブリッドってほんとうに大丈夫かな・・・と思っていたけどプリウスのような複雑怪奇なソフトウェアの化け物ではなくシンプル直球、だからこそやりにくいというアメリカンスタイルをきわめてまともなデザインでまとめて来た(日本のメーカーはシンプルなのに何故か良い、と言うものを作るのは苦手だね)。メチャクチャホンダっぽいが、肝心のホンダ・インサイトプリウスっぽいので問題ない(笑)ブルーの瞳やテールランプをサイドウインドウの高さまで持ち上げて強調したウェッジシェイプなどUKシビックを思わせる未来的デザインでありながら、それほど現代から剥離してない見事なフィニッシュ。
やはりアメリカは侮れない。

イメージキャラクターはもちろん雷神、ウサイン・ボルトさんでいいよね。たぶん。