Mac(笑)のTimeMachine(涙)には落とし穴が。


見てプギャーしている記事なのだが、Mac(笑)のTimeMachine(涙)には大きい落とし穴があるのですよ。
それは
「バックアップ先のHDDが先に逝く」
である。
ほとんどの外付けHDDはケースの冷却性能や電源系の作りが悪く、大抵こっちが先に逝く。またSATA直結ならいざ知らず、USB-SATA、USB-UltraATAの変換系も近年のHDD高速化に伴い、かなりチップに負荷がかかり、過去3台ほど「HDDは無事なのにケースの変換系が死んだ」経験がある。MacProならともかく、それ以外のMacでは実質USB(もしくは少し高いがIEEE。でもまあ結局はATAドライブなので同じだ)の外付けしか選べない。外付けケースに盛大な冷却ファンをつけたケースというのは(僕はCenturyのSATA直結4段を使っているけれども)あまり見かけないし、一般ユーザー向けではなかろう。ちょっとした中古PCが買えそうなほど高い。

で、

Leopard の TimeMachine で書き込み中外付けHDDが逝った時、なんとrootアカウントまでホスト側Macの全ユーザーがぶっ飛んだ(再現できるかどうかは分かりません。あくまで1事例です)
会社の過去のデータとかいっぱいあるのに!

まるであれだ、ジョジョのAA

もちろんrootがないから何も出来ぬ。ログイン画面までは出るがroot(他全ユーザー)がいないと言いやがる。まあOSの起動DVDからなんとか修復し、ファイルは死んでなかったんだが。(しかしrootが死んでもなんとか復旧できるという点ではMacは凄いと思う)

自動バックアップに王道なし

だ。

結局のところ、Tカーというか「同じぐらいのPCを2台用意して時々ミラーリング」つうのが、「HDD以外のハードウェアの故障」にも対応できて最強かなあ、と思うこのごろ。Mac買う金で安いPCを2台買え!という事か。Macでハードウェアが丈夫そうなのってMacProぐらいだからなあ…(Proは中味のわりに安いが、絶対価格が高すぎる・・・)

まあ、長くPCに付き合っているとHDDの音や書き込み時間なんかでなんとなく「やばいな」というシグナルがSmartより早くつかめるので、その前にお引越しで僕は乗り切っている。それでもHDD以外の故障では予備PCがないとドライブ引きずり出して作業続行させることさえ出来ないので、やはり予備PCは欲しいところ。