スムーシングフォントが苦手なんである。
REGZAのところでも書いたが、Dot by Dot が大好きである。しかしそれをさかのぼるとファミコン時代、友人宅にあったシャープC1あたりのRGB接続でドットがクッキリ見えるのが最高に羨ましく、雑誌写真のようなドット絵と自宅のボケボケを比べて落胆したものである。それで完全に「ドットがクッキリ見えることが画像の至高である」という三つ子の魂が植えつけられてしまったのである。
もちろんメガドライブやSEGAmkIII、MSXはRGB21ピン以外認めなかったし、PS時代はsonyのPS端子付テレビをなんとか安く確保してつい最近まで使っていた。PSXはもちろんD接続。DCはVGA、PS3はもちろんHDMIだ。
PC9801も、なんかぎこちないNECの内蔵ROMフォントよりEPSON内蔵ROMフォントの丸っこさが好きだった。
Macエバンジェリスト共はWinをこき下ろすときに必ず「フォントが汚い」とノタマウ。
ばかいえ!俺が昔Macが好きだったのは、頑なにモニタサイズとピクセル数の相関にこだわり72dpiで至高の読みやすさがあったビットマップフォントのosakaが好きだったからだ。なんだよ今のボケボケフォントは。あんなものイラン。明朝もゴシックもないビットマップフォントこそ至高じゃないか!
Windowsでは、MSゴシック系はosakaほどではないにせよ、それなりの好みの字体(ビットマップ部のみだが。アウトラインは氏ねレベル)だったので、Winは好んで使ってこられたのだ。
液晶があたりまえになり、誰でもクッキリハッキリ、小サイズモニタでもdot by dotで素晴らしい文字が得られるようになったのに、なんでワザワザCPUパワーを使ってまでスムーシングする必要があるんだよ!液晶テレビにいたってはHDMIのPS3を当倍でみられないときた(REGZA除く)
それにWindowsまで乗せられちまったが、まだまだWinはSystemビットマップフォントが現役だ。この点が救いである。
スムーシングはいずれ必要になってくる。だが、それは液晶モニタの解像度が実質144dpiを超えたときだろう。これで目を近づけてみるのではないデスクトップ液晶がそうなれば、流石に 線=1ドット幅のビットマップフォントは見えない。
これは、今20インチのモニタが横2400x1800ドットになったときということだ。
そのときに今のビットマップフォントを 線=2ドット幅+スムーシングで再現したスムーシング付ビットマップフォント体が残っていることを祈ろう。
- ビットマップと表記しているが、ドット絵フォントといったほうが正しいか。