U-2現役復帰してた。

最新テクノロジーで生まれ変わったU-2
http://www.technobahn.com/news/200908232041

あの超高々度偵察機「U-2」が最新鋭機になって戻ってきたらしい。最近の米軍はみんな新型を生産せず「近代化改修」という「アップ・デート」リユースで兵器を作っているらしいが、これは極めつけだ。なんせ50年前。クルマでいえば初代クラウンを改造してゼロクラウンハイブリッドにしてしまうようなものだ。

高度25000mという一般の飛行機では近づけない超高々度から領空進入して偵察するというコンセプトには不謹慎ながらロマンがある。「そろそろ翼で飛ぶには限界」という高さを飛ぶ。パイロットはほとんど宇宙服に近いモノを着ないと生命を維持できない。いわば「地球と呼べるのはココまで」という境界線なのだ。「世界の果て」があるならば、U-2のパイロットはまさにそこにいる。だから僕はU-2が好きなのである。

今はロケット推進のミサイルがあるから打ち落とされてしまうが、まだそんなモノを所有していない国はたくさんあり、そういう国々ににらみをきかせるには衛星よりは遙かに低空で、しかも最新の小型高性能軽量な電子デバイスを満載したU-2は超精密偵察ができるということだ。米軍恐るべし。