TVはつまらないぐらいでちょうどいいのではないか?

TVがつまらないという話が多いが、一日は24時間しかないのでせいぜい見るのは1時間が限度。そうなると ヘッドラインニュース+何か となると30分ぐらい。つまり面白いのはいま(ウチで)映る7ch合計の0.5%あれば十分。99.5%つまらなくても良い。逆に面白いものばっかりだったら大変。アニメ1話みるぐらいが限界。

その基準で行くと、今は0.5%どころか、3%ぐらいは面白いドキュメンタリーやニュースやスポーツ中継やアニメやドラマや映画が混じっていると思う。

それに面白いということはCMがジャマだということだ。
つまらなければCMを飛ばす気力も起きない

あとテレビを「見る」という表現も微妙だ。

「さあ見るぞ〜」と背を伸ばしてじっくり「見る」のと

ただなんとなく音がしないと寂しいから「つけている」のはだいぶ違う。

だが視聴率的には同じだ。
いや、ヘタをするとじっくり見たいものは録画なので視聴率的にはマイナスだ。
むしろ「つけている」だけのほうがCMがちゃんと流れるのでGOODだ。

映画のように作品として 「じっくり見る」 と 「ただつけている」 の評価は区別するべきだ。

そうなった場合、「じっくり見られる」作品のほうが番組として世間の評価は高くなりそうに思える。

しかし、むしろスポットCMスポンサーがほしいのはCMを飛ばされない「ただつけている」ほうなので、録画されるようなしっかりした番組作りはむしろマイナスだろう。もちろん「番組スポンサー(その番組自体を提供している)」場合は別だが。

しかしさすがに環境ビデオではいくらつけているだけでも退屈されてしまう。
そのあたりのさじ加減で行くと、つまらないながらも苦労してるあ〜とむしろ同情してしまう。

報道バラエティー系は、それなりに真面目に主張するのでカチンとくるが、つまらない芸人がつまらないコントをやっている分には腹もたたない。

かといって本当につまらないだけだと、それはただのうるさい環境ビデオなので 消される or ch変えられる、たまにはカチンと引っ掛け無くてはならない。

そうなってくると、今の番組作りというのはそれなりに悪くない。

いいとは思っていないが、「もっといい方法は?」と聞かれても「まあいまのままでいいんじゃないですか?」って答えそうだ。

とりあえず30分以上は何かしら見たい、見てもつまらなくない番組が、この状況である事自体がむしろすごいことだと思ってるから。


もし変えられるとしたら現在の「視聴率」の測定方法か「視聴率による番組やCMの効果」=番組の評価方法 がガラっと変わることが必要だろう。
もっと面白い番組がみたいとしたら、まずはビデオリサーチ社をなんとかするのが先かなと思う。
もしもっと素晴らしい効果測定が出来る会社が現れたとして、ビデオリサーチ社が飛べば変わるだろう。

まあそうなったとしても見る時間が変わるわけではないが。