Retinaディスプレイに思う。
2年前に
http://d.hatena.ne.jp/crode/20100526/1274833383
2Dこそ次のPCのブレイクスルー?本当のwysiwyg を実現してよ〜
ってなことを書いた。
と考えると実は2D描画というのはとんでもなくリソースを食らう化け物なのではないか、と思える。
4000×2250ドット32bitフルカラーだと、単純にフレームバッファだけでも32MBでは足りない。アクセラレーションを入れても256MBぐらいは必要だろう。いまどきならユニファイドVRAMでもなんとかなりそう。逆にいえばようやく十分実現できる条件が整いつつあるともいえる。
パソコンの進化の余地がない?パソコンはもう不要?デスクトップは死んだ?
とんでもない。はじまってすらいない。
これは長らく放置されていたが、どうも当たっていたようだ。
そしてRetinaディスプレイ
Appleはついにその道を切り開いてくれた。
大型ディスプレイでは4Kモニタがある。地味ではあるが、今はテレビ用がメインなので「無意味」と言われていても、デスクトップPC用となると別になるだろう。
しかし早速壁にぶち当たっているようである。
http://d.hatena.ne.jp/zariganitosh/20120621/macbook_pro_retina
そうそう、アップルのページは重いことで有名だったよね、と気を取り直して、なにか適当な検索結果でも表示してみようと。検索結果は一瞬にして表示された。スクロールしてみる。やはり、滑らかでない...。
そっ、そうか、最近のgoogleは昔と違って重くなってしまったのかもしれない...。いや、待て、自分が使っている初代MacBookでは、ウルトラスムーズにスクロールしているではないか!Retinaモデルよ、一体どうしたというのだ...。
インテルもAMDもNvidiaも、真剣に2Dアクセラレーションをもっと進化させて欲しい。
ただ劣化が許されない非可逆圧縮が求められる2D分野は、逆に3Dより難しいかもしれない。
ひたすらメモリを早くするとか力技でひたすらゴリ押ししかない。