「Gのレコンギスタ」ってタイトルとプラモ

昨年だがあきまん氏のツイートより

https://twitter.com/akiman7/status/528771927544840193

https://twitter.com/akiman7/status/528766008815677440
ガンダムビジネスワールド」が確立する以前の従来の富野作品(ZZ以前ぐらいまで)といえば常に「ロボ立体商品を抱えるスポンサーとの戦い」の体をなしており、「変形しろ」「合体しろ」「主人公機を入れ替えろ」「ドリル(無いが)」などと言った要求に対して、受け入れたり逆らったり誤魔化したり設定をこねくり回したりして、まあそれが結果的に傑作を生み出していたわけだ。

F91やVあたりになると、やや教祖としての立場が強くなってスポンサーよりでない映像を作りたいという鬱屈が強く出たり、ターンエーまで来ると完全に監督のほうが優先だったりと(と思える)

その変遷を経てGレコになるわけだが、前のエントリでも書いたように、Gレコからはそういう対立関係というのがあまり感じられず、むしろ御大自身がホビー商品を売ることに積極的な印象を感じていた。図らずもあきまん氏のツイートを発見し、やっぱりそういう空気が内部にもあるであろうことを確認できて幸いである。

あまりトイやプラモデルの制約を受けず映像作品としてやりたいことに関してはブレンパワードを経て∀ガンダムが(放映当時はともかく)ある程度「良作」としての評価も固まったことで満足したのではないだろうか。

そしてメカよりキャラクターな「キングゲイナー」を経て、円盤ビジネスの行き詰まり、それでもなお衰えないガンプラブームを見ていれば、今度は思い切って「プラモデルを売ってやる!」「バンダイも喜ばせる!」「アニメ単体の円盤ビジネスはもう限界だ!アニメ業界を存続させるにはホビーとの協力が不可欠だ!」って意気込んでもおかしくない。その程度にはひねくれているはずだ(笑)

そういう意味で、「もう円盤売って儲けてアニメ作るなんて無理だ!俺にはもうガンダムしかねえ!ガンダムでプラモ売ろう!あの頃に戻ろう!」って事なら「Gのレコンギスタ」ってタイトルも腑に落ちます。

とりあえずエルフブルと宇宙用パックはまだ抑えてないので買っておくか〜もう少し揃ってからと思っていたがグリモアのハナシを聞くと売れ行きの勢いがあったほうがよさそうだし(笑)