ようやくVISTA(ビジネス)をセットアップ

なんでこんな時期になったかというと悪評高いモーダスリンクジャパンのアップグレードパスからようやくアップグレード版が届いたので。正直忘れられてるかと思ったよ。抗議の電話しようかと思った矢先に贈ってきた。うーむ。読まれていたか。

先日、珈琲氏と紅炎氏とで秋葉原散策のとき、購入してきたDVD-RWドライブをサブPCに取り付け。日立LGのGSA-H44だが、付属ソフトがちゃんとVISTA対応なんですよ。これはえらい。PowerDVDとNEROだけど、こういうソフトって地味だけど買うと高いし、祖父と買うためにドライブ買っても惜しくなかったぐらいの値段だなあ(笑)
サブマシンは15000円の中古i865チップセットマシンだったのに、VISTA用にすると決めてからCPU、メモリ、HDD、ビデオカードで25000円ほど投入。ずいぶんスペックアップしてしまった。とはいえ余った交換パーツもすべて売却して4000円ほどにはなったから、コストパフォーマンスは言うことなし。ビデオカードがやや古いRADEON9550なので、その点でエクスペリエンスは2.1。でもそれ以外は3を超えていたからまあまあかな。デュアルコアじゃなくてもやはりHyperThredingのPentium4はイイ。同じクロックでもセレロンとは桁違いだ。

で、VISTA無事起動・・・
うわ、リンゴ臭え!

まあ、各種ウインドウの処理がMacっぽいのはお手本がそうだから仕方がないとは言え、なんかそれ以外のクリック感とかもリンゴ臭いんだよね。ただ、リンゴと違って全部「字」だけど、やはりクリックシンボルとしては弱すぎて困る・・・まあWEBっぽいインターフェイスといえばそれまでなんだけど。

なんというか、クルマで言えばMTから、シーケンシャルのATみたいな気分。シーケンシャルって一見よさそうなんだけどどうもどこまで行ったかわかりにくくて。今何階層目のメニューにいるのかがピンとこない。この辺が非常にリンゴ臭い。その上どうでもいい警告が多いし・・・

Aeroをオフにしてしまえば、ほぼWindows2000まで退化してくれるんだけど、やっぱり寂しい・・・結局、XPからリモートデスクトップで接続して使うことに。VNCだとAeroの描画が重過ぎる・・・2000相当まで退化させてVNCか、リモートデスクトップか。ただ、VISTAは確かに地味なんだけどPCのステップアップとしてはどうしても必要な存在だと思う。

  • IPv6を標準で備えるウインドウズだということ。
  • 一部の過去のアプリ(動画系)を切り捨ててでもGPUへの依存度を高め、必須のコプロセッサとすること。
  • アプリの64bit化の推進。将来的には64bit一本に

この3つの架け橋として、Windows3.1 から、WindowsXP に至るまでにかかった16bit>32bitへの旅路を考えれば、実はほぼ同じといえる。Widnows95SEでIPv4が標準になり、ビデオアクセラレータが必須になり、32bitアプリへの土台が整った。また16bitの16MBの壁のこのとき取り払われた。あと忘れられそうだが浮動小数点演算コプロセッサがほぼ必須になったのもこの時期だ。487DXとか覚えてるかなあ。

つまりVistaは今までこそこそやってきた拡張を本格的にメインストリームに取り込む大変革のファーストステップだ。OSとしてはXPを3.1とすれば、95にあたる(64bitオンリーになるであろう次世代OSが本命のXP的な感じ)MSとしては長い道のりの始まりであろう。(95はいいすぎか、DirectDraw、Win32、TCP/IPをインストールした、3.11ぐらい。)

にしてもリモートデスクトップは本当に便利だ。遠隔地から使うやり方ばかりが紹介されているがセキュリティ的にどうなの、という気もするし、それよりはこういったすぐそばのマシンを全部手元の一台から使えることのほうが大きいと思うのだが。MSのリモートデスクトップはかなりパフォーマンスもよく完成度も高いし(Aeroの半透明処理とかは流石にキャンセルされるが)(Mac-OSXリモートデスクトップはもっといいらしい)