ノーブレーキピスト自転車の流行、いやはや東京ってホント流行が早いのね。

最近、ノーブレーキピストを見かける機会がほんと増えた。流行ってると聞いて本当に見かけるのは環七圏内だけだけど・・・これを「エクストリーム系ファッション」として売り出そうとしたナイキジャパンが出した広告「ブレーキなし問題なし」が「違法自転車を助長するのか!」と抗議を受けて広告を数日で撤去した事件もあった。
http://nike.jp/info/070413.html

にしても、流行っているなあ、となんとなく耳に入りだしてから1ヶ月もすれば町にあふれる東京っていったいなんなの、と思ってしまう。

メディアが「流行っている」といえば、なぜかそれが現実として現れてしまう不思議なところだ。東京の外にいた頃は、いつもテレビの向こうの東京が現実なのかどうか分からなかったけど、ほんとテレビの国だわ。でもってメディア自身がその中にあるものだから普遍的な現実として認識してしまう・・・東京メディアループとでもいうのかな。

メディアサーフィンかな。なんでもいいから波が来るのを待っている人が大勢いて、波が来たら乗る。波がこなけりゃ何も起きずにプカプカ浮いているだけなので絵にならない。だから一生懸命波を起こす人がいる。波を待っている姿は滑稽なのでそうならないよう波を起こし続けて乗り続けているようなそんな感じ。もちろん主役になるには波に乗るほうでなくてはならない。陸で見ている観客では主役になれないのだ。

この「海と流行」は関係あるのかな。そういえば横浜も大阪も福岡も神戸も名古屋も流行に敏感な地域は全部海(とくに太平洋)に面している。
「波があれば乗る」とか「何かが流れ着くことの多さ」と流行に敏感な気質は案外関係があるのかもなあ。