チャンピオンRED

漫画雑誌はもうほとんど買わなくなったのだがチャンピオンREDだけ買っている。まあ月刊でおまけが充実していてクリアファイルがなかなか使えるとかあるけど、中味の漫画の「ちょっと外し」的なところが気に入っている。新人か、ベテランが新人っぽいチャレンジをしている、というか。絵もけっこう素人っぽいのが多いし。どれもけっこう読めるけど、おススメできそうなのをいくつか。

  • 聖痕のクエイサー(吉野弘幸原作・佐藤健悦漫画)
    • おっぱい漫画として有名だが(笑)けっこうキレキレのキャラクターも魅力か。
  • どきどき魔女神判八神健
    • 某有名DSゲームの漫画化。ゲームにも無いパロディ要素がふんだんに盛り込まれているが、「ハヤテのごとく」とは違いパロディを抜いて別のセリフに置き換えてもお話が成立するところなどは良心的。禁呪「巫女巫女胴餓(みこみこどうが)」など、まあ普通の呪文に変えてもお話は成立するし、持っているゲーム機がDSのゲームなのにさりげなくネオジオポケットだったり、「虹原いんく」のコスプレが「ペンキ」だったりと小技的にのみ利用し、あくまで本編のストーリーとしては使っていないところなどに好感がもてる。もちろんわかればより楽しめる。他マンガやオタク系時事ネタのパロディを商用作品でやることはタブーじゃなくなってきているけど、使い方が難しい。ゲームはやってないけどお話はすんなり入っていけるし、うまい、と思う。やるな八神健
  • 学園創世 猫天!(岩原裕二
    • お話はまあ伝奇もの、とくくってしまってもいいのだけど絵が印象的。トーンを殆ど使ってないけど抜群に動きがうまい。迫力がある。猫漫画なのに猫は全然可愛くない(でもキャラクターして愛着は持てる。可愛さで印象付けようとしていない)ところもグッド。この作者は全然ノーチェックだったけど「いばらの王」とか、変わったところで「DARKER THAN BLACK」のキャラクター原案とか。なるほどどうりで「DARKER THAN BLACK」に惹かれる印象をもったわけだ。