製作環境では「1280×720、720p(D4)製作というのが存在する?」

いろいろ見てみて、アプコンはさておきHD製作HD放送でもずいぶんソースの違いがある。どうもHDっぽくないHDというのがけっこう氾濫していて判断に困る。デジタル製作で必ずしも1920×1080ではないものが多いのかもしれない。1280×720など「DVDよりは高解像度だが、フルHDではない」というシロモノが多いのかもしれない。720pは放送レベルでもやっていたことがあるようだし正式にハイビジョンを名乗っていい解像度なので、製作環境ではぐっと負荷がすくなくなるこちらが使われる可能性はある。当倍ではないので、アップスケーリングならこのラインの眠さも納得がいく。便宜上セミHDとでもするか。

と思っていたらこんな書き込みが

現在のアニメ業界では、HDを念頭においた制作環境が主流になりつつある。

実はHD環境対応が増えているアニメ制作現場でも、実作業を、1920ピクセル×1080ピクセルの画像サイズで行っている会社はわずか。
06年に日本動画協会が行ったアンケート(http://www.aja.gr.jp/data/doc/anke-to_hd.pdf)によると、アンケートに回答した17社の大半が1280×720サイズで作業をしていた。
SDのTVシリーズも、720ピクセル×480ピクセルではなく幅1000ピクセル以上の画面サイズで制作されるケースが多いという。
SDとHDの中間サイズで作業をすることで、双方のアウトプットに対応可能というのが現状というわけだ。

やはりそうか。様々な工程を経て、最終出力のレンダリングでは17社21ライン中、1980×1080は4ラインのみ。これからは「720p以下」と思われるものは「セミHD」判定としよう。HDCAMの1440×810とか、ハーフHDの1360×765、PC解像度としか思えない1536×864などけっこうマチマチで、この辺が「額縁」「超額縁」なんかの原因になっているのかもしれない。