おれたちは図書館戦争についてとんでもない思い違いをしていたのかもしれない

図書館戦争は、実は幻の戦隊シリーズ「図書館戦隊ライブラマン」だったんだよ!」
「な、なんだってーーー!」

キバ○シ「考えても見ろ。古くは幼稚園バス、そしてごく普通の日常の本屋でなんだか非合理な存在の武装集団に少女が襲われているのに警察も自衛隊も動けない。ゴルフで世界征服とか、ベイブレードミニ四駆、デジタルなモンスター、そのほか一般の治安組織が手を出せない武装組織との戦いは過去色々あった。そんなとき颯爽と現れてそれと戦い、救う存在とは・・」
「ヒーロー!」
キバ○シ「そうだ。そして今回そのヒーローには悪と戦う超常の力は与えられなかった。ヒーローでありながら変身しないし、必殺技も巨大ロボもない。敵は同じ生身の人間で、しかも図書で思想的日本征服を狙うという知能犯だ。政治的バックまであるらしい。通常兵器で戦うにはちゃんとした組織戦が必要だし、日常の訓練も必要だ。もちろん、周辺への配慮や社会的な折り合いをつけなきゃならないなど、悩みは尽きない。それに何より戦っていないときはどうする?ちゃんと仕事もしているんだ。職業としてのヒーローだから最初から最前線で活躍させてもらえなかったり、職場の人間関係に悩んだり、ヒーローにも親も家族もいるし、時には恋も。トレンディドラマ風要素を取り込み挑戦的作品と言われた「鳥人戦隊ジェットマン」を超え、そういった戦隊ヒーローシリーズへの大人げない大人のツッコミに答える超意欲作だったんだが、あまりに挑戦的過ぎてボツになったんだ・・・」

「な、なるほど・・・それでライトノベルでスタートして、深夜アニメ枠になったのか・・・」「大人の戦隊シリーズだからな」

  • 笠原「わたし、大きくなったらライブラマンになる!」堂上「頼むからへんな憧れはやめてくれ(若さ故の過ちだったんだよ・・)」
  • 笠原「あのー変身とか必殺技とか専用メカとか巨大ロボとかないんですか?」堂上「んなもんあるか!真面目にやれ!個人の力には限りがある。そのために組織があるんだ。」
  • 笠原「え〜普段は仕事しなくちゃいけないんですか?」堂上「当たり前だ!いい大人が何をいってるんだ。戦いは特別手当の業務だ!」
  • 笠原「司令を狙ってくるなんて、なんて卑怯な!」堂上「敵だってバカじゃない!日ごろの訓練の成果を見せろ!」
  • 笠原「ど、どうしようお父さんとお母さんにちゃんと話してない・・」堂上「ヒーローだって人の子なんだ。」

と、まあこういうお話であったと・・・こう考えると、あのお話は最高に良く出来てる!
電撃文庫ヒーロー・ライブラフォースでも可)


そういえば、スーパーロボットパイロットを職業とすると・・・という観点で描いた「地球防衛企業ダイガード」ってのもあったな・・・あれに近いか。ダイガードは敵の設定とか、その辺のバランスが良かったのか、とてもすんなり入り込める面白い作品だった。