アナログチューナなしの液晶テレビ

http://www.iodata.jp/product/lcd/tv/lcd-dtv191xbr/index.htm
5000円の地デジチューナUSBが出るのならば、液晶モニタに地デジチューナ載っけるだけでかなり良いものが出来るはず、という逆転の発想。従来のテレビはアナログ部分ならなんちゃらフィルタとかやたらゴテゴテついていた。デジタル放送でも高級志向でどうしてもデコーダインターレース処理などこだわっていた。そういうこだわりをスパッと捨て「とりあえずインターレースだけどデジタルデータがそのまま流れてくるなら展開すればいいやん」とすれば、一気に汎用部品の組み合わせとなり得る、そんな可能性を見せてくれたアイオーのテレビ。

デジタル化の恩恵は安物でこそ生きる。

とは至極名言。手を抜いたとしても閾値を超えて受信さえ出来れば展開したソースデータには高級テレビも低級テレビもない。ここがアナログとの歴然とした差なのである。アナログは何かよほどの画期的原理が出ない限り突然コストが下がったりはしないが、デジタルは100万円が100円になることがおこる世界である。

あと2年ちょいなのに、まだ50%の普及率に達しないと総務省があわてているという報道があったが(http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/6dd50c57ba0c7a224dcfb2bb50a676a2/)正直2年もあれば十分な状況になりつつあると思う。アイオーのテレビは可能性を示唆していると思う。

デジタルテレビは高いって言ってるけど、それはブラウン管時代は最大高級品サイズだった32インチからってな状況だからで、5000円チューナ+2000円デコーダ、15インチ液晶で出来るならば1万円液晶テレビだって出来るだろう。MPEG2どころかH264のデコードができるiPodPSPが2万円以下でモニタ込みで売られているんだから…。

あと最悪ワンセグテレビでいいんじゃね?14インチぐらいのヤツ。これならテレビごと配れるだろう。