予告編からつまらない映画

サマーウォーズ」の時に流れていた予告編で、邦画の時代劇3連続だったのだが

カムイ外伝
TAJOMARU(たじょうまる)
BALLAD 名もなき恋のうた

どれも予告編の時点で地雷臭プンプン!せめて予告編ぐらい面白く作れないのか!

基本的に「実写映画化が無理そうなマンガばっかり実写化しようとする」邦画界の悪癖がもろに出ており、一生懸命やればやるほどギャグにしか見えない。

なんで実写でやるの?という理由が「有名アイドル俳優が出せるから」しか感じられず、実写ならではの「重さ」とか「ディテール」をむしろマイナスにしてしまうという、「いつものダメ映画」になってしまう。


カムイ外伝
カムイを読んで「アクション映画にしよう」とした時点で既に間違っている。草原で向かい合って二人が斬り合ったらどちらが倒れるという「フォーマット」を低レベルに再現(笑)徹底的にリアリティに走るか、パロディでしか使えないと思うんですが>このフォーマット。
しかも重さを感じさせないワイヤーアクション(笑)そりゃ昔のアニメのカムイを再現すればそうなるんだけど、ほとんど金ちゃんの仮装大賞か、コスプレムービーにしか見えない。「サマーウォーズ」ではCGキャラクターですら重さを感じさせるのに、逆に実在の役者を使って紙芝居を見せられるとは…


TAJOMARU
あやまれ!黒澤と芥川にあやまれ!やるならオリジナルでやれ!


BALLAD 名もなき恋のうた
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦の実写化)
クレヨンしんちゃんですら人を唸らせるシリアスができるのに、ピカピカのガッキーが出てきた時点でもう笑うしかない。しんのすけにあやまれ!


一流のアイドルや役者と予算を使って痛い学芸会にしてしまう邦画界っていったい・・・


しょうがないから、次は「アマルフィ」が「ボルト」でも見に行くか。