アニメマンガの実写映画化が成功するには?

ルパン三世の実写化で、また監督が妄言吐いたとしてさっそく公開前から叩かれているようだ。

【悲報】 実写版ルパン 「現代社会に刀を持った侍はナンセンス」 石川五ェ門から刀を排除か
http://now2chblog.blog55.fc2.com/blog-entry-11339.html

まあ僕もこれは失敗すると思うし、おそらくデビルマンその他に続くダメ映画に名を連ねそうだと予想はするが結果はわからない。

さて

じゃあ逆にどうすればマンガアニメの実写化は成功するのだろうか。

まず一つは、「どうやってもマンガの実写化はうすら寒いパロディ(コスプレ学芸会)でしかない」という自覚が必要じゃないだろうか。そして「マンガを実写でやるということはそもそもなにをどうやっても寒いギャグである」ということを逆手に取った作品に良作が多いように思う。

ヤッターマン
・のだめカンターピレ
デトロイトメタルシティ
クロマティ高校
変態仮面

デトロイトメタルシティ」は、まずマンガの時点でフォークソンガーを目指す主人公がキモイし寒い。これが実写だとなお際立つ。のだめも近いマンガの時点であんなやつがいたらいやだ!というのがさらにいや度アップ。

変態仮面」もマンガの時点でキモチワルいのにあんなのが実写だったらどうしようもない。しかしそのビジュアルを驚くほどのクオリティで再現した結果、さらにキモイ。だが、キモイ事自体がそもそもの魅力なので、それをグレードアップさせるのは「逆手の逆手」であって+の効果が出る。

キモイこと自体が魅力。

これを自覚した作品はそれなりに良い結果を出しているんではなかろうか。