鉄血のオルフェンズはなぜつまらないのか。

主人公の三日月の役割は「ジャンプ漫画みたいなセリフ禁止!」で、バトル漫画っぽいことを言う奴は問答無用で始末!っていうポエムキラーなのが面白さの基本構造だと思うんだけど、(ARIAの「恥ずかしいセリフ禁止!」と同じノリ)
肝心の鉄火団始め主人公側のメンバーもジャンプ漫画エグザイル系のポエマーなのでその面白さがスポイルされているというか、ポエムvsシリアスという対立構造が全然機能していないことがあるんじゃないかなと思う。
アトラあたりに、団員がポンポン死のうと「え?火星では仕事で死ぬのは普通よ。」ぐらいで何が問題なのかわからない?ぐらいの顔で言わせておけば、クーデリアの衝撃もよりもっともっとドラマチックになったと思うし、火星開放もより深刻な問題として盛り上げられただろうに。あ、でもPTAの抗議で打ち切りか(そして伝説へ…)
よく考えたらザブングルでは殺そうが盗もうが何しようが3日にげきれば許される【3日の掟】破りから物語がスタートするんだよねえ……
これまたアトラあたりに「火星では、ヒトが死んでも悲しんでいいのは3日だけ」みたいな掟でも言わせておけば……