燃費向上テクニック--ブースト計エコドライブ

ガソリン価格の高騰に従って、さまざまな「燃費向上ドライブ」が取りざたされている。まあ9割がた「ゆっくり余裕を持って走りましょう」の一言で終わるのが大半だが。
>悪い例 らばQ「目を通しておきたい「ガソリン節約術のまとめサイト」のまとめ」 http://labaq.com/archives/50999345.html
はい、目を通さなくても問題ありません。当たり前(しかも厳密にはよくないこと)のことしか書いてないので・・

自動車関係の仕事をしている人と燃費の話をすればたいてい出てくるキーワードは「ポンピングロス」もう今やコレぐらいしかやることが残ってないといわんばかりだ。先日はス○ル関係者とRCレースに出かけたが、5人フル乗車のレガシイ2.0GTで、なんと13km/lを記録した。カローラだと一人ならともかく5人では12km/lを切ってしまう。燃費が悪いといわれるGTターボ2Lに負けるのである。結局「パワーを使いこなし速度エネルギーをいかに有効に使うか」という視点に立てば必ずしも「アクセルを踏まなければ低燃費」などどという常識は通用しないことを痛感した。このレガシイの例ではずっとインテークマニホールドのブースト計を見ながら走っていたのだから。ブースト計でエコドライブというのは実に新鮮な体験であった。

その視点で書かれているサイトはこちら。
http://www.nenpikoujyou.com/
http://www.nenpikoujyou.com/nenpi/nenpi.htm

燃費の権化みたいなプリウスIIでも、エンジンのポンピングロスを最小にするようなスロットルワークをコンピュータが行い、それを電動で自然なフィーリングにアシストするという方法が占める割合が大きい。この複雑な制御をラフな人間の運転から最適化するというソフトウェアがしめる割合がものすごく大きい。プリウスは単純だが扱いづらいメカを複雑なソフトウェアでスムースに動かしてみせると言う「ソフトで走るクルマ」である。ハイブリッドというメカニズムは、もはやその手段に近い。ハードは特別ハイテクではない。だがソフトは超職人芸とノウハウの塊だ。だから他社が追随できないのだ。