S-17リカンベントのブレーキ交換

17バイシクルのS-17リカンベント。ようやく慣れてきて普段の生活にも使うようになったのだが、そうなるといかんせんブレーキが効かなすぎる。少々身の危険を感じるほど効かないのである。

シュー交換してみたけどあまり効果がないので、ついにブレーキ本体を交換することに。

調べてみるとシマノVブレーキって案外安い。

今回はヨドバシカメラで前後2ペアセットが1980円!シュー込みなので、普通シューだけでも前後1000円ぐらいするのでブレーキがオマケみたいなモノだ。とはいえ、このブレーキはシマノでは最廉価クラスなのだが、それでもこれを装備する自転車はだいたい10万円クラス。7万クラスだとまずこの下のテクトロブレーキになる。そう考えると決して悪いブレーキではないはずだ。

(となると、S-17が標準装備しているブレーキっていったい・・・?)

交換完了、さっそく試乗…
全然効くじゃねえか!
本来、Vブレーキは油圧アシストなしでもマウンテンバイクならジャックナイフするほど効く構造なので、あれほど効かないことが不思議だったのだが、やはりブレーキ自体の問題だったか…

タイヤサイズが小さいのでシューも付属のサイズがちょうどよかった。より効くロングシューだとリムとのマッチングが難しくなりそう。

では、S-17の標準ブレーキはどうしてあんなに効かないのか…ブレーキレバー自体はアルミダイキャストで堅さ問題なさそう(安っぽいけど)…うーん、よく見ると問題発見!どうやらVブレーキの軸を固定するピン(フレームと結合する部分)の台座が樹脂なのでガンとブレーキをかけてもこの台座が逃げてブレーキの握力を逃がしてしまっているらしい。ピンもRCのホイルハブのような2mmのヘニャいピンで、これ自体も弱そう。もちろんシマノのブレーキではここは金属製だ。ピン自体も太くかなり硬い(なのでブレーキ取り付け時、少々プラハンでたたき込む必要があった)。

まあ原因がわかって、安心して乗れるようなったのはいいんだが、2000円でこれだけ違うブレーキがつけられるならシマノ標準装備にしてほしかったなあ、というのが正直なところ。まあS-17を買うようなのはマニアにきまっているのでブレーキぐらい自分で変えろ!安いんだから!でもかまわないが通販でも販売している以上、これぐらいはやっておいた方がいいような気がする。なんせ命に関わるんで…

とはいえ、あまり強力なブレーキをつけるとフレームを痛めるかもしれない。交換するとしても、これ以上上のクラスだとフレームが持たないかも?