ウィルコムさえ忘れかけている代物、時々でいいから思い出してあげてください。

 事務所で使っていた内線PHSの子機を殆ど更新したのだが、要らなくなった子機の山を電話屋さんが「あの〜できればこちらで処分して欲しいんですけど」と言ってきた。何を馬鹿な!と思ったが、「あの、これトランシーバできます?」「あ、親機があればできますよ。でもこちらの親機に登録するのは良くないのでは・・」ま、とにかく捨てるんなら貰っとくわ。とまあまあ程度のいいヤツ4台ほど確保(それでも業務電話なのでそれなりにボロボロ)。どこかで親機を調達できないかと・・・

 とりあえずウィルコムのサポートに電話。なんと、担当はトランシーバモードの存在さえ知らない!確かに最近のウィルコム機は「定額通信ケータイ」的な売り方で、PHSの原型であるコードレスフォンを無視しているがここまでとは・・・しょうがないので近くのウィルコムショップの情報だけ貰う。秋葉原か・・・ま、秋葉原PHSを生業にしておいて知らんことは絶対に無いだろう・・PHSマニアの人口密度は世界最高だろうし・・・と念のためググる

と、さすが!どうも親機を保有してPHS端末にトランシーバ登録をしてくれる店舗は東京でもウィルコムプラザ秋葉原と新宿だけらしい。しかし無料!

営業時間が短いので、今日は仕事を急いでキリを付けダッシュ

と、担当のお姉さんは「はーいできますよ〜」とまったくもって朝飯前といわんばかり。4台にNo.1〜4の番号を割り振り、10分ほどで完了!


これで100mほどの範囲なら、双方向通話のトランシーバ(というかコードレスフォン)が完成。何に使うか、と言うとRCカーの耐久レースで離れた操縦台とピットスペースの交信に使うのだ。これでイヤホンマイクつければ実車感覚でっせ。

また1Fと2Fの通話、部屋間通話や自転車ランデブーでの連絡、登山、などなど案外使い道はあるものだ。なんせ無料なのと基地局と交信しないので場所を選ばない。


にしても、生涯で初めて携帯電話ショップに足を踏み入れてやったことが「捨てられそうになったPHSのトランシーバ登録」という人は相当マレだと思う。