TV面白い

まあインフルエンザ食らって数日間自宅謹慎となると、やることがないわけですよ。身の回りのことはしないといけないけれども普段の生活から考えれば比較にならないほど暇なわけです。しかも頭がぼっーっとしていて体が重いしPCに向かう気力さえ起きない。布団に入りながらできることといえばボチボチRCをくんだり、テレビを見るぐらいしかないわけですよ。ああ、REGZA37Hは本当に「買って良かった」とつくづく思いました。とりあえずテレビをつけたら録画したモノも含めて番組が見られるというのは根本から価値観が変わってしまいます。また6畳間で布団に寝ながら距離を置いてみるのにこれ以上最適なサイズはない、というところで。録画したビデオを全く見ることもなく放置していた「ガンダム00」とかずっと見ていたわけです。
まあ、バラエティもこういうときには多少見るし、アド街みたいな大いなるマンネリもこういうときは楽しいわけで。アニメだってテレビだし。「白州次郎」もなかなか面白かったですな。
それにやっぱり地上デジタルのハイビジョンです。夢だったんですよ、こういう画質でアニメとか見られる事が。20年前、LDを手にしたとき、ビデオとは違うクッキリハッキリしたにじみの無い絵がみたかったのに大いに失望し、DVDになってからも「思ったより良くないなあ」と失望し、そして地デジのガンダム00を見たときは感動したモノです。20年です。ここまで来るのに。VHSから数えれば30年かな?
こんなモノが無料で見られて時間が無くても内蔵HDDで録画も出来て画質劣化もないなんて犯罪ですよ、20年前から思えば。当時の自分にこの地デジとREGZA持って行って見せられたら多分涙流すと思いますね。
「池田○夫」なるキチ○イ御大とかが「地上デジタルでテレビが滅びる」とか言ってますが、まあ最悪そうなったとしてもあと2年はこの感動が続くわけで、なにを恐れる必要がある、と思うんですがね。あと2年もあれば1万円で買えるようになってますよ。たぶん。むしろ地デジのみになってしまったら、アナログとの差別化競争がなくなって放送画質が劣化しないかのほうが心配です。
1995年のエヴァブーム以来、WOWOWが「無料放送でOVA(的なもの)を流す」というスタイルを取り始め、「エルフを狩るモノたち」から始まった深夜アニメブームも「こんな状況続くわけない」と思っていたのに10年以上たってしまいました。13年っていったら一世代入れ替わってしまいます。もう当たり前になってしまっていましたが、この不況でいよいよ終止符になるのかもしれません。それでも「獣の奏者エリン」とか相変わらずハイクオリティーなモノもありますし、「昔のテレビは面白かった」といっても、当時は週に見たいアニメもバラエティも報道、ドキュメンタリー番組なんてせいぜい両手で数えるほどでした。それを思えば別にそうなっても何も悲しむ必要はないのかもしれません。
以前、珈琲氏と「なんでこんなに作るのかね?」みたいな話をしたことがあるんですが、「とりあえず制作費が出るうちは作って作ってコンテンツをストックしておこうって事じゃないの?」みたいな事を言ってました。たぶんそれはアタリでしょうね。キー局でも再放送が当たり前になってきたりしたときにはきっと威力を発揮するでしょうし、案外手直しとかリメイクぐらいは仕事になるのかもしれません。そういう意味では悪の根源みたいに言われている電通も制作費をかき集めてとにかく作った、と言う点で大いに仕事をした功労者じゃないのかな、と思いますです(HD放送はDNドリームパートナーズ提供が多い)
とりあえず今のこの状況自体は何も失望する必要は無いのではないか、せっかく流されてるモノを楽しまなきゃ損だし、作っている人もまず何より楽しんでもらうことを望んでいるんじゃないのかなあ、と思うこの頃です。
問題はCMです。なんでこれがまだSD画質なんですかね。さすがにブルーレイのCMがSDなんてことは無くなりましたが、それ以外はほとんどSDです。あれだけお金を稼ぐCMが低クオリティじゃスポンサーからも見放されるんじゃないですかね?そっちほうが心配だ。YAZAWAじゃないけどブッチギリのクオリティのCM作って欲しいですね。時代記録じゃなくても録画して残したくなるぐらいのモノ。