若い人が、今のうちに車を買ったほうがいい3つの理由

とりあえず断っておくけど東京をメインとする都市部の話。地方で足に使っている人は無関係。

若者の車離れといわれて久しいが、たしかに実感としてすくなくとも東京では新人が「免許を持っていない」「持っていてもペーパードライバー」というのは当たり前で、「僕クルマ大好きです」というのは激レアになっていることは確かだと思う。

まったくもって合理的であり、CARRERAには 彼らの言い分は正しい。

が、あえて言おう今買っておくといいよ、と。

1.クルマを運転するということは一つのスキルである。

一億総免許時代といわれて久しいが、これは誰でも運転できることを意味しない。

そこらのオバちゃんでもできることではあるが、かといって免許取りたて=運転できる ということではないことは乗っていない人自身が一番良くわかっているはずだ。

特に「都市部」で乗り回すというのは非常にスキルが必要なことなのだ。 東京の首都高速は最高難易度のスキルといっていい。

つまり、みんながやらないなら今「差をつける」という点ではうってつけなのだ。

みんなスキル、スキル、と言う割に一番身近に転がっているスキルを放置していないか?

2.クルマを運転できる「スキル=レンタカーやカーシェアリングを使いこなせる」と呼べるレベルに到達するには5万キロ=レンタカーなら200回分ぐらい

運転できる、ということにもいろいろ段階があるが、ここでスキル、と呼ぶレベルは

「とりあえず、どんなクルマ(普通の車)でも、 すぐに運転できて、一般道と高速道路を含む、知らない道でも 特にビビらずに走らせられる」

という段階としよう。なぜかというと、普段は所有しないが、いざというときにはレンタカーやカーシェアリングをさっそうと転がして用事をで済ませるエコでインテリなノマド生活が目標、であれば、それぐらいのスキルが必要だからだ。乗りなれたマイカーしか運転できないというオバちゃんは結構いる。特に軽自動車しか乗っていないオバちゃんにハイエース借りて遠くに引越しとか無理。それぐらい慣れない車に乗るというのはワンランク上のスキルである。

自分の実感で行けば、5万キロは必要だ。

3.5万キロ走るのは、5年ぐらいは必要。

都市部のサンデードライバーで年間1万キロは結構なハードスケジュールだ。 日帰りで遊びに行くのはせいぜい片道200km以内ぐらいが限界だろう。毎週遊びに行っても月に1200km、年に14800km。それでも4年はかかる。20代に乗り始めても30代になってやっと自信がつく。

僕自身でいえば、若い時には地方に住んでいたので、年に2万km以上走っていて、2年ぐらいで自信がついた。その間にマイカーの軽自動車の5MT新古車だけでなく、仕事でボンゴ、10トントラック、左ウインターの外車にいたるまで運転したので、今では大きい車でもさすがに緊張はするが1日もあれば慣れる。

しかし東京に住んでからは年8000kmぐらいだ。まあ首都高だけはいまでも緊張するが、それでも行けと言われれば行ける。

では5万キロを車を買わずに済ませるには?

一回平均300kmを限界として、 レンタカーで166回分。
やすいレンタカーで1日8000円として(レンタル+保険)、133万円!

毎週乗るとして、月に3万円(ガソリン代除く)

166週間で、3年以上そんなことを続けなければならない。

よほど好きでなければやっていられない。<そんなに好きならとっくに買ってるw

やすい中古車はいくらでもある。20万円もあればそこそこのが買えるだろう。年間の維持費が40万円かかったとして、40×3年+20で140万円。

レンタカーで済ませるのと大差ない。しかもその間予約もいらず自由に乗れる。自由の乗れるからこそ使う。その連鎖は超えられない壁だろう。

将来、車を手放すために車を買っておくというのも一つの考えだ。

僕も近くの日産レンタカーが24時間になれば、今ならクルマ持たなくても十分だと思っている。しかし、そう思えるようになったのは今まで乗りたおしてきて、レンタカーで借りるようなクルマならたいてい何でもこいと思えるようになったからだ。

ソレぐらいになるには、まだ買ったほうが安くて早い<都市部でもね。

「乗らない」という選択肢はありだ。それは全然構わない。

だが「レンタカーやシェアリングで十分」というなら、それはちょっと前段階が必要だ、ってこと。あれは降りた人のためのものだ。

今話題のノマド話に似ていたので。