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革命機ヴァルブレイブ、ようやく最終回みました。

なんというか、ロボットおよびバトルアニメ全般にいえることなんですけど、美少年か美少女が「うぁあああ!ッ」って叫んで気合入れるか祈ればピカーって奇跡が起こって爆発的なパワーがでてなんとなる、ってのが定番じゃないですか。これはまあ昔っからそうですけど、その前の絶望的状況に落とすうまさが冨野監督あたりの手腕ですが、ほかの作品はまあ、そうでもないと思いますです。
(その辺を皮肉ってパロディ化したのが「おねがいマイメロディ」なところがサンリオのダークなところですね)
ガールズ&パンツァーの一番面白かったところは、美少女しか出てこないのに、バトルでは「お願い!ピカーッ!」は一切抜きの、まさに機械の特性と知恵と勇気での戦術戦だったところだと思っています)

ヴァルブレイブ、その「うぁあああ!」ってところに、その力は「思い≒思い出≒記憶」をエネルギー変換するからどんどん擦り減っていくっていうのを付け加えたことで、設定的にはかなりおもしろかったんですけれども。そのことを序盤からもう少し使ってうまくやっていければけっこう名作になった可能性が高いんじゃないかな、と思いました。逆に熱暴走設定があったことで序盤のヴァルブレイブがあんまり無敵じゃなかったことが、ダレた原因かと思います。