ガンスリが新聞に載る

朝日新聞の書評で「ガンスリンガー・ガール」が問題作だと紹介される より
http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20080529/GunslingerGirl_asahi

お〜なんかいい感じだ。でも僕はこのマンガは心底ロリコンマンガだと思うんだよね。自己ループというか、ロリを描きたいが為にそれをフィクションドキュメンタリー的に仕立て上げる、なんというか、ロリコンの人間が幼女が好きで社会正義の児童虐待問題に取り組んでいる、それは両方嘘じゃない、というか。それを物語上ででループさせてしまっているような感覚。さらに言えば、単に幼女を陵辱するのではなく「こういう風に逆らったり拗ねたり反抗したりしてきたら、こういう風に会話したい。ウエ〜ンと泣かせた後でヨシヨシとナデナデしたい」ところまで想像の手が及んでいるのでロリコン度はもっと底抜けに深い。偏愛の域に達している。本物の変態だ。

まあ、それは紫式部が1000年前に通過し、川端康成が100年前に通過した場所なんだけどね。

書評の人も「実はロリコンマンガなんだけど面白いよ」とは書けないから精一杯苦笑いしながら読んでない人に上手くPRしたいという苦悩が感じられてほほえましい。

本当は**なんだけど、それをそのままやれないから、なにが合理的(それらしい)な理由の設定(お話)をつくり、その整合性を取るために配置した世界やキャラクターが動き出したら物語が膨らんでいき面白いものが出来てしまった。

このパターンは大好きなんだ。

 →失敗例:図書館戦争*1 *2

*1:補足:求めているのは「リアリティー」ではなくて「それらしさ」。その境界線は凄く曖昧で、これがあればOKで、これはNGとはハッキリ言えないんだけど。

*2:ラジコンの帝王、広坂はコーナリングラインについてこう語る。「ラインは文字を書くことに似ている。全員が違うし、どれが正解、とはいえないけれど、うまいかヘタはすぐわかる。」