マクロスF 10話「レジェンド オブ ゼロ」の構成に唸る。

先週は放映だったのだが、やっと見た。ゼロ好きな自分としては内容ももちろん満足だったのだが、それ以上にシリーズ全体を通じてこういうお話をうまく絡めてくるシリーズ構成の上手さ、余裕に唸った。ゼロのBlue-ray版の販売のタイミングにもあわせなきゃいけないし、お話はちゃんと成立させないといけないし、ライブとか歌とか伏線とか全部のスケジュールがキチンと合ってないとこういう事はできない。しかもついでに作画を使いまわしてコスト削減まで図る(でもお話的な必然性があるので気にならない)という。作品全体のみならず過去のシリーズやイベントまで統括しているという事だ。「作るだけで精一杯」という状況では決して出来ないこんな芸当をやってのけられる余裕?というか、最終回まできっちり計画は完了していて、あとは作業だけ!という状態でないと作れないだろう。こんなテレビシリーズが出てきてしまうと他が大変じゃないかと妙な心配をしてしまう。
コードギアスだって十分他のシリーズより大作だと思うけど、10話までを見るかぎり、まだお話がまとまっていないんじゃないかと心配してしまう)